Premiere Pro というソフトについて
- 2018.11.24
- After Effects Premiere Pro
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「Adobe Premiere Pro」はコンピューターで映像編集を行うためのソフトです。最近だと有名なYouTuber達が使っている影響もあって、かなり有名なソフトになり「YouTubeの動画を作るためのソフト」だと思っている人も多いようですが、映画やTV制作、プロモーション映像、イベント、ウェディング、個人利用などなど様々な現場で使用されているプロ用の編集ソフトです。
現在の最新バージョンはPremiere Pro CC 2019。パッケージ版が廃止されてから、頻繁にアップデートされるようになった感じがします。
私がこのPremiere Proを初めて使ったのは、15年ぐらい前。その時のバージョンは確か、Premiere Pro 1.0だったような記憶があります。黒い馬のパッケージデザインがカッコよく「Premiereと言えばブラックホース」というイメージがあったので、このデザインはまたいつか復活させて欲しいなと密かに願っています。
ちなみに、なぜ映像編集ソフトのパッケージデザインが黒い馬なのか?当時、不思議に思って調べた事がありました。Adobeに問い合わせた訳ではないので確証はありませんが、おそらくそうじゃないかという推測ですw
映像の歴史を振り返ると、初期の映画の話に行き着きます。エジソンのキネトスコープやリュミエール兄弟のシネマトグラフなどが映画の元祖と言われていますが、1878年にエドワード・マイブリッジ(Eadweard J. Muybridge 1830-1904 )が 12台のカメラを等間隔に並べ、疾走する馬の連続撮影に成功したという文献を見かけます。
上記の画像はすべて写真ですが、これを連続的に見ると馬が走る映像になります。「連続写真=映像(動画)」ということで、恐らくこの馬のイメージがPremiere Proのデザインに使われていたのだろうと思います。写真がシルエットになっているので、本当は黒い馬だったかどうかは不明ですがw
他にはIllustratorのヴィーナスやPhotoshopの目玉のデザインも好きでした。今のAdobeシリーズは全部フラットなデザインですが、この当時はそれぞれのソフトウェアイメージがパッケージに描かれていて、どれも印象深く思い入れがあります。
Premiere Proは基本的に撮影された動画や写真を時間軸に沿って並べていき、映像を作っていきます。不必要な部分は元データを損ねることなく容易にカットができます(ノンリニア編集)これがリニア時代の映像編集だと、リアルにテープをカットする事になるので、今の時代に比べ編集作業はリスクの高い作業でした。実際はマザーテープ(オリジナルのテープ)から複製したテープを編集するので、元データを損傷させる事はないのですが、それでもノンリニアのようにアンドゥ&リドゥも容易にできない点では、時間に終われる編集現場ではテープカットの作業はハイリスクだったようです。
映像の配置やカットが終わったら、それに音楽や効果音、テロップや特殊効果(エフェクト・トランジション)などを加えて完成となります。
Premiere Proは映画やTV番組のような、似たシーンの連続で長い時間幅(長尺)の映像作品を編集するのに適しています。対してTVCMやイベントのオープニングのような、シーン展開が複雑で短い時間幅(短尺)の映像作品を編集するにはAdobe After Effectsというソフトが適しています。Premiere ProとAfter Effectsはどちらも映像編集を行うものですが、それぞれ用途に応じて使い分ける方が良いでしょう。
(たまにPremiere Proの上位版がAfter Effectsだと思っている人がいますが、そういう優劣はありません)
どちらもパープル系のカラーイメージになっており「映像編集系」の兄弟ソフトである事が印象付けられています。個人的な使い勝手はAfter Effectsの方が複雑に感じますね。Premiere Proは割と直感的に操作ができます。これからそれぞれのソフトを勉強したいという方は、いろんな書籍が発売されていて迷うと思いますが、私が個人的に理解しやすかったものを下記リンクにあげております。ご参考までに!
Premiere Proパーフェクトガイド CC対応版 [ 小原裕太 ] 3,780円 |
After Effects FIRST LEVEL ゼロからはじめる映像制作基礎テクニック[本/雑誌] / 佐藤智幸/著 3,456円 |
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