副業は大変だがやった方がいい
「副業」
特にサラリーマンには魅力的に聞こえるこの言葉、一度はやってみようと思った人も多いのではないだろうか。
私も例外なく、サラリーマン時代には副業を色々とやっていた。
まず根本的に副業をしようというサラリーマンは、例外なく自分の給料に満足をしていない。
本業の給料で満足している人に副業は必要ないだろう。
私も自分の給料には満足していなかった。数万円でも収入を増やしたいと毎日考えていた。
そんな時、ふと副業をやってみようと思った。
勘違いしている人が多いと思うので言及しておくが、「副業」というのは立派な仕事だ。
本業以外の時間を使って収入を得るのだから、要は仕事なのだ。
なぜか「副業」=「楽して稼げる」みたいなイメージがあるようだが、決してそんなことはない。
私が実際にやった副業はどれも面倒で大変だった。
「クリックするだけで月3万」
「少し記事を書くだけで月5万」
副業をしてみようとネットで調べた事のある人であれば一度は目にしたフレーズであろう。
半ば詐欺のような気もしながらも、何度かこういう副業にも挑戦してみた。
結論から言うと、ネット上のこういった副業サイトでウソを書いているものはほとんどない。
今の時代、ネット上にサイトを作って堂々と詐欺をしていると、あっという間に口コミがSNSで拡散され、違法サイトの報告が入り、運営元が潰されるのは目に見えているからだ。
なので挑戦してみようと思う方は、安心してやってみるといいと思う。
ただし、相当の気合いと根性が必要なことは言うまでもない。
例えば「クリックで月3万」の副業。私はあるサイトでこれをやってみたのだが、最高収入は月5000円ほどだった。
これはバナーや広告をひたすらクリックするという仕事で、1クリックで1ポイントがカウントされる。
ある程度ポイントが貯まると1ポイント=1円の換金率で現金にできるというものだ。
「ポイントサイト」などという名前でサイトが紹介されている。
私は仕事の行き帰り、会社での休憩時間、家に帰ってきてからと空いた時間にひたすらクリックしまくったが、1万円にも到達することはなかった。
月3万稼ごうと思うなら、寝る間も削って1日中クリックし続ける必要がある。
(1分で1回クリックすれば、1時間で60円、1日18時間やれば1080円、1ヶ月で約32400円となる)
「記事を書くだけで月5万」も似たようなものだが、収益率はこちらの方が断然良かった。
およそ「1記事が1000文字」で約200円ほどになるサイトが多い。1000文字はブラインドタッチができた私が内容を考えながら打って約20分。
1時間で3記事ほど書いて約600円。記事書きはスマホでは中々時間がかかるので、家で空いた時間にパソコンで毎日2時間ほどやっていた。
1日1200円となり月36000円。ただ記事のネタは尽きてくるし、会社でもパソコンを使うことがあったので軽い腱鞘炎にもなった。
だがこれらの副業は自分の好きな時間にできること、誰に指示されることもなくできること、収入がきちんと入ることから、会社の給料とは違い「自力で稼いでる感」がすごくあり、非常に満足感があった。
毎月25日に自動的にお金が振り込まれる事に慣れすぎたサラリーマンにとっては、毎日の稼いだ額がはっきりとネット上に出て、作業した分の金額を見るたびに「お金を稼ぐのは大変だ」ということを改めて認識することができた。
これから起業しようと考えてる方で会社の給料以外に収入を得た経験がない人は、自力で稼ぐ感覚を体験するには非常に有効な方法だと思うので、是非ともやってみてはいかがだろうか。
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