ビネットの効果を活用する
- 2017.06.09
- 映像
- AE, After Effects, Photoshop, PremierePro, Youtube, インスタ, カメラ, カラー, ケラレ, デザイン, ビデオ, ビネット, 写真, 動画, 周辺光量, 映像, 編集
ビネット?何それ?お菓子の名前?
「ビネット」あまり聞きなれない名前ですね。ブルボンのお菓子にありそうな名前ですが、違います。知っている方も多いと思いますが、ビネットがどんなものかは、記事の後半で説明していますので最後まで読んで下さいね!
さて、動画制作で文字だけを画面に出す場合。例えば黒バックに白文字だとこんな感じです。
映像というものは何も画面に映っていない状態、つまりテレビやモニターのディスプレイの電源がOFFの状態が黒色なので、文字だけを素直に出すとだいたいこうなります。よく見るパターンです。明るいイメージはなく、暗く重い感じですね。この配色を逆にして、白バックに黒文字だとこんな感じになります。
これもよく見るけれどバックを白にしている分、ただの黒バックよりも清潔感があるように感じますね。軽いイメージです。これらはどちらも色に変化はなく、いわゆる背景ベタ塗りと言われているもの。ケースバイケースですが、ベタ塗りだと単調に感じることもあります。そういう時はどうすればいいでしょうか?そうです、伝家の宝刀グラデーション(以下グラデ)にするんです。
ベタ塗りからグラデにすると、少しだけオシャレに感じるのは私だけでしょうか?wグラデの加減や配色によってはダサい感じに見える事も当然ありますので、注意しましょう。ですが、モノトーンのシンプルなグラデは飽きることもなく、ダサく感じる事もありません。毎日ピザだと飽きるけど、白飯は飽きない。そういう感じかな?w
スティーブジョブズが生前、Appleのプレゼンテーションでよく使ってた白黒のグラデとかも好きで非常によく使います。APPLE信者なのでwww
ジョブズ風グラデ
↑こんな感じのやつです。iPhoneの発表会とかでみたことありますよね。黒ベタ一色よりもオシャレ感がUPした感じがします。
そして、お待たせしました!最初に言ってた「ビネット」です。ビネットは周辺がふんわりと暗くなっているグラデーションです。デザイナーの人とか、これ好きな人多いです。
ビネットの例
これはカメラの世界ではケラレという状態で、カメラ自体に不備があると起こるものです。カメラマンには嫌われる場合が多いですが、映像の世界ではワザとこの感じを作る人が多いです。映像ではこの状態をビネットと呼んでいて、鉄板の手法です。
インスタの編集項目にもビネットがあります。私はよく使ってます!このビネットは中央に照明が当たっている様なイメージになり、センター配置した文字や画像などを強調させる効果があります。奥行き感も出るし、ふわっと柔らかい感じ。映像ジャンルを問わず、使いやすいと思います。
便利な事は確実ですが、じゃあ常にビネットにすればいいんじゃね?という訳ではないです。ベタ塗りが良い場合もありますし、ノイズ感を加えた方が良い場合もあります。何でもそうですが、いいと思ったものをやたらと使うのではなく適材適所を意識しての使い分けが大切ですね
PremierePro やAfter Effectsを使う機会が多いので、それらのソフトウェアでグラデを作りますが、どちらかといえばAfter Effectsの方がグラデを作りやすい感じですね、私は。もちろんPhotoshopでも作れますが、AEだとすぐ動かせるので自分好みです。
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