CGソフト「Vue」を使う
簡単になってきたCGソフトウェア
コンピューターグラフィック(CG)と聞くと、難しい高度なイメージがありますよね。複雑なプログラムや、特殊な知識が必要だったり、そういうイメージです。ですが最近は割と簡単にCGが作れるようです。私が使っているCGソフトでe-on software社「Vue」というソフトがあります。
e-frontier「Vue」
このソフトは景観をCGで作れるソフトで、空、雲、山、海、森、川、砂漠にジャングルなど、自然の景観を作るのが得意なCGソフトです。もちろん道路やビルなどの人工物も作る事ができます。海の水が揺らめく感じ、森の木の葉が生い茂る感じ、空の雲が漂う雰囲気など、本当にリアルに作れます。そして何よりすごいのが、特殊なプログラミングや専門知識がなくても、割と簡単にCGで景色が描けるという点です。
「空を飛ぶ異世界のシャチ」というテーマでVueを使ってCGを描いたのがコレです。初めて作ったCG作品だったので稚拙な部分も多いですが、プログラミングの知識も一切不要でこういうCGが描けるいい時代になってきました。
これは15分で作れました。それなりのクォリティのものが簡単に作れます。そしてこのVueは作ったCGに動きをつけてアニメーションさせることも可能です。ただ、アニメーションにするには「レンダリング」という処理があり、恐ろしく時間がかかります。PCの性能や画質によって時間に差はありますが、30秒の動画を書き出すのにレンダリングが丸1日かかるなんてことも普通にあります。
レンダリング時間や作業効率を考えると仕事で使いたいと考える方には、1台のPCでという環境はかなり厳しいと思います。複数台のPCを接続し、レンダリング処理を分散させるネットワークレンダリングなども可能なので、そういう環境であれば業務にも使えると思います。
発展途上な部分もまだまだありますが、非常に高性能なソフトです。新しいバージョンの発売を、楽しみに待っている今日この頃です。
-
前の記事
DTM初心者だった頃に使っていた機材 2016.12.18
-
次の記事
WindowsからMacへ 2016.12.22